実家じまいの教科書【第6回】兄弟で揉めないために|実家じまい前に話し合っておきたいこと
実家じまいでは、家の片付けや売却そのものよりも、
家族間の意見の違い
が大きな問題になることがあります。
実際によくあるのが、
- 「売ったほうがいい」
- 「思い出があるから残したい」
- 「管理は誰がするの?」
- 「費用は誰が負担するの?」
といった意見の食い違いです。
親が元気なうち、あるいは実家じまいを本格的に始める前に、家族で話し合っておくことでトラブルを大きく減らすことができます。
今回は、兄弟姉妹で事前に確認しておきたいポイントをご紹介します。
① 実家を今後どうするのか
まず最初に話し合いたいのが、実家の今後です。
選択肢としては、
- 売却する
- 賃貸に出す
- 空き家として管理する
- 解体する
- 親族が住む
などがあります。
全員が同じ方向を向いていないと、話が進みません。
まずは大きな方向性を共有しましょう。
② 誰が中心になって進めるのか
実家じまいには多くの作業があります。
例えば、
- 家財整理
- 業者とのやり取り
- 書類確認
- 不動産相談
- 行政手続き
などです。
誰か一人に負担が集中すると、不満が溜まりやすくなります。
そのため、
- 連絡担当
- 現地対応担当
- 書類管理担当
など、役割を決めておくとスムーズです。
③ 費用負担をどうするか
意外と揉めやすいのが費用です。
実家じまいでは、
- 家財整理費
- 処分費
- 草刈り費用
- 修繕費
- 解体費
- 税金
などが発生する場合があります。
話し合わずに進めると、
「なんで自分だけ払うの?」
という不満につながります。
事前に費用負担の考え方を決めておきましょう。
④ 思い出の品をどうするか
実家には物以上の価値を持つものがあります。
例えば、
- アルバム
- 仏壇
- 位牌
- 手紙
- 記念品
などです。
片付けの途中で、
「それ勝手に捨てないで」
というトラブルは珍しくありません。
処分前に一度、家族全員で確認する時間を作るのがおすすめです。
⑤ 親の意向を最優先にする
親がご健在であれば、最も大切なのは親の意思です。
- 家を残したいのか
- 売却したいのか
- 誰に引き継いでほしいのか
本人の気持ちを確認せずに進めると、後悔につながることがあります。
実家じまいは家族の都合だけで決めるものではありません。
⑥ 感情論になりすぎない
兄弟姉妹間では昔の感情が出やすいものです。
例えば、
- 昔から不公平だった
- 面倒を見ていたのは自分
- 介護負担が偏っている
こうした感情が実家じまいの話し合いで表面化することがあります。
感情だけで進めると話がまとまりません。
大切なのは、
「親にとって何が最善か」
という視点です。
⑦ 話がまとまらない時は第三者に相談する
家族だけで解決が難しい場合もあります。
そんな時は、
- 不動産会社
- 司法書士
- 行政書士
- 専門業者
など第三者を入れることで冷静に話し合える場合があります。
中立的な立場から整理してもらうことで、前に進めるケースもあります。
実家じまいで大切なのは「家族の対話」
実家じまいは単なる片付けではありません。
家族の思い出や感情が深く関わるため、想像以上に難しい場面もあります。
だからこそ、
- 早めに話す
- 情報を共有する
- 一人で抱え込まない
ことが重要です。
話し合いを避けるほど、後で大きな問題になりやすくなります。
家活かす.comへご相談ください
家活かす.comでは、
- 実家整理
- 家財整理
- 空き家管理
- 不動産売却相談
- 墓じまい
- 永代供養
までワンストップでご相談いただけます。
「家族で意見がまとまらない」
「どう進めればいいかわからない」
そんな方もお気軽にご相談ください。
次回予告
実家じまいの教科書【第7回】
「空き家になる前に考えたいこと|放置リスクと早めの対策」
実家が空き家になると、想像以上に管理負担が増えます。次回は空き家を放置するリスクと、早めにできる対策をご紹介します。

